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右傾化トレンド

2025年10月14日

→前回の記事、見事に外しましたので感化されてしまった人にはお詫び申し上げます。

1,チャーリー・カークの死

2025年9月10日、米国の保守派活動家でTurning Point USA創設者のチャーリー・カーク氏(31歳)が、ユタ州ユタ谷大学での講演中に射殺されました。

容疑者タイラー・ロビンソン(22歳)の動機は政治的過激化とされるが、明確な左翼組織との繋がりは未確認です。

犯人云々は置いといて、この事件を前後して、世界的に右傾化が強まる流れとなっています。

カーク氏の死は、トランプ大統領が「伝説的な人物」と追悼したように、保守派の結束を強め、欧州、東欧、アジア、さらには中南米に至るまで、反リベラル・反移民・反グローバリズムを加速させています。

2, 以前の流れ

コロナ前後から国連の多文化共生主義の反動として、カーク氏の死以前から世界は右傾化の流れはありました。2024年の欧州議会選挙では、極右政党(IDグループやECRグループ)が議席の約25%を獲得し、反EU・反移民の声が拡大。さらに、経済不振(インフレ、エネルギー危機)、移民問題、気候変動政策への反発が、反左翼的主張を押し上げました。カーク氏の死は、この既存のトレンドに「殉教者」という強力なシンボルを付与し、右派の感情的結束の象徴となっています。

3, 欧州の反応

  • ドイツのAfD(ドイツのための選択肢)は、カーク氏を「言論の自由の殉教者」として2025年サハロフ賞にノミネートし、支持率が一時3%上昇。
  • フランスの国民連合(RN)は、マリーヌ・ルペンがXで「左翼暴力の犠牲」と非難し、反移民デモを活性化。2025年上院選挙を前に、RNの地方議席は10%増加傾向にある。
  • ハンガリーのヴィクトル・オルバーン首相は、トランプとの会談でカーク氏を「自由の戦士」と称賛し、EU予算反対を提唱。
  • イタリアのジョルジャ・メローニ首相も追悼集会でカークの写真を掲げ、「欧州アイデンティティ」運動を強化した。
  • 欧州議会では、84名の極右議員が「政治的暴力防止法」改正を求め、10月の投票で可決の可能性が高い。

4, 東欧の反応:V4とバルカンの連鎖

東欧では、V4(ハンガリー、チェコ、スロバキア、ポーランド)やバルカン諸国が右傾化の震源地となっており、ちょうどウクライナを囲むような状況となっている。

  • チェコでは、2025年10月の選挙でANO党(Andrej Babiš率いる)が極右連立を組み、反移民・反EU政策を推進。
  • スロバキアのフィコ政権は9月の憲法改正でLGBTQ+権利を制限した。
  • セルビアのヴチッチ政権は反政府デモを暴力で鎮圧し、極右との連携を深めた。
  • クロアチアのHDZは「国家価値法」を導入し、移民や少数派への抑圧を強化。
  • オーストリアでは、9月の選挙で自由党(FPÖ)が連立政権を樹立し、国境管理を厳格化。

5, アジア・中南米での反応

  • インドでは、BJP(インド人民党)がカーク氏の死を「グローバル保守派への攻撃」と位置づけ、ヒンドゥー・ナショナリズムを強化。Xでの「#CharlieKirkMartyr」キャンペーンが若年層に拡散し、反イスラム感情を刺激した。
  • ブラジルでは、ボルソナーロ元大統領の支持者がカーク氏を「反共産主義の英雄」と祭り上げ、2026年選挙に向けた保守派の再結集を加速。
  • アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領も、カーク氏の死を「リバタリアンの犠牲」と称し、反グローバリズムの経済改革を正当化。

→この流れの中で高市氏が首班指名選挙勝利しました。

6, 強制的に【リベラル】vs【民族主義】の型に嵌める再編

日本でも高市総裁となりましたが、高市氏は保守主義でも民族主義でもなくグローバリスト追従ばかりか、過去には移民政策も賛成という立ち位置でした。遥か上位の者から強制的に二極の右の役目を与えられただけのパペットに過ぎません。

個人主義共同体
LGBT・多文化共生国民国家・反移民
進歩主義・リベラル懐古主義
民主主義民族主義
平等主義自由寡占主義
共産主義保守主義
無宗教宗教
移民イノベーションAIイノベーション
指令
第4インターナショナルネオコン・リバタリアン

上記より悪い所取りして、最終形態へ ↓

最終形態
反イスラエル・北反イスラム・南
ワンワールド(世界革命)ワンワールド(AI寡占)
宗教弾圧キリスト教→シオニズム

7, 型の不整合

左派

  • 宗教権限縮小を主張する人が多い。
  • 宗教団体がLGBT・移民政策を推進する。
  • SDGS+LGBTの極端な政策で共同体潰し。

右派

  • 保守思想とはうたっているがシオニズム賛成的な党が多い。
  • グローバル主義者が急に反グローバルを叫び、極な政策で逆に極グローバリズムを引き寄せる。

欧州右派のシオニズム

🗣️ ハマスによる攻撃後の支持表明

2023年10月7日にハマスがイスラエルに対して行ったテロ攻撃を受けて、メローニ首相はイスラエルへの支持を即座に表明しました。彼女はこの攻撃を「テロ」と非難し、イタリア政府としてイスラエルとの連帯を強調する声明を出しています。

メローニ首相が率いる「兄弟たち(Fratelli d'Italia)」は、歴史的には親イスラエルの立場をとってきました。そのスタンスは、反イスラム主義の台頭や、欧州のキリスト教アイデンティティの擁護という文脈で強まっています。このような立場の進化は、欧州の他の右派政党にも見られる傾向です。

🌍 欧州の右派政党に共通する傾向

メローニ首相の親イスラエル姿勢は、欧州の他の右派政党と共通する傾向の一部です。例えば、フランスの「国民連合」(ルペン氏) やオランダの「自由党」(ウィルデルス氏) なども、反イスラム主義を主張の根幹に据え、その一環としてシオニズムを支持する傾向があります。これらの政党は、イスラエルを「中東における西洋の価値観の砦」 と見なす視点を共有しています。。

宗教解体の流れ

マルクス主義の宗教観

1. 唯物論的世界観:物質が精神に先行するという立場から、神や霊的存在を否定。

2. 上部構造論:宗教は経済的下部構造によって決定されるとしている。

3. 階級支配の道具:支配階級が被支配階級の不満をそらすための装置と捉えている。

トロツキズムの宗教観

トロツキーは基本的にマルクス-レーニンの宗教観を継承しながらも、より複雑な見解を持っていました。

  • 宗教の自主的消滅:プロレタリアート独裁後に宗教は自然消滅すると主張
  •  信教の自由:個人の信仰そのものには直接干渉すべきでない
  •  政治的闘争の重点:宗教そのものより、宗教を生み出す社会条件との闘い。

ソ連での実際の政策∶1917年革命後

  • 教会財産の国有化
  • 宗教教育の禁止
  • 政教分離の徹底
  • 1920年代後半には弾圧が強化

日本の政党の中で、特定の宗教団体の解散を主張している政党としては、日本共産党と社会民主党(社民党) が確認されています。いずれも「旧統一教会」(世界平和統一家庭連合)という特定の団体を対象としておりますが、宗教団体全般の解体を訴えているわけではありません。

予想

世界的右傾化のトレンドを仕掛けているのだから、しばらくはレームダック状態の高市自民で、この図式を大衆に刷り込む必要があると考えているのではないか。公明党の離脱もかなりのインパクトがありました。

しかし究極的には、右とか左とかはまったく関係なく、私たち大衆をだますための世界規模の詐欺行為を仕掛けられているだけと言えるでしょう。

-よもやま話
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