国内FX業者と海外FX業者比較。海外FX業者はやめたほうが良い理由。【初心者は特に注意】

2024年11月7日

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国内FX業者と海外FX業者の比較

SNS等で海外FX業者はキャンペーンも破格だし、レバレッジも大きく大儲けしやすいと聞いたんだけど実際のところどうなの?

始めに言っておくと、海外FXだろうが国内FXだろうが利益が出ないと儲けられないよ。それにFX取引はプロでも難しいと言われているので、他人の情報に惑わされないように。とらぬ狸の皮算用も良いけど、まずは基本的な部分を整理しましょう。(参考リンク;FX取引はプロでも難しいと言われている理由

わかりました。ただ口座開設する場合、キャンペーンは魅力あるよね。

そうだね。キャンペーンは魅力だよね。国内FX業者と海外FX業者の違いをまず基本的な部分から下の表で整理したので、見ていきましょう。

基本的な部分で「海外FX業者」と「国内FX業者」の比較をしました。

業者①レバレッジ②スプレッド③追証制度④取引形態⑤金融庁登録⑥信託保全制度⑦キャンペーン
海外FX業者最大1000倍を超える業者もあり広め無し(ゼロカット制度有)相対取引※破格
国内FX業者最大25倍まで狭めあり相対取引取引量に応じて
くりっく365(国内FX業者)最大25倍まで平均的あり取引所取引取引量に応じて

「くりっく365」については既存国内FX業者とは形態が少し違うのであえて表に入れてみました。(後の文中にて説明いたします。)

①レバレッジ

  • 海外FX業者・・・・レバレッジは最大1000倍を超える業者もあり。
  • 国内FX業者・・・・レバレッジは最大25倍まで(金融商品取引法により規制されている)(もちろん、くりっく365も最大25倍まで)
男性
男性
海外FX会社のレバレッジ表ですね。やっぱりレバレッジはすごいね!
ペンギン
ペンギン
これを見ると日本のレバレッジ25倍はかわいく見えるよね!
ペンギン
ペンギン
ちなみに海外の金融規制当局は日本の金融規制当局よりもレバレッジ規制が弱く、何百倍ものレバレッジを許可している国もあれば、レバレッジに関する規制を一切設けていない金融規制当局も存在します。しかし世界的には金融規制は年々厳しくなっており、EU諸国やオーストラリアの金融規制当局はここ数年の間にFXの主要通貨ペアの最大レバレッジを30倍にまで引き下げた事から、世界的に規制する流れが今後強くなってくると思われます。

②スプレッド

  • 海外FX業者・・・・国内業者より広い
  • 国内FX業者・・・・海外業者より狭い

引用;WIkiFX Japanより

ペンギン
ペンギン
海外FXのほうが広めですが、海外FXのプロ口座などは狭くしてあります。ただプロ口座は別途手数料がかかりますので、要検証です。

③追証制度

  • 国内FX業者・・・・国内FXでは追証(追加証拠金)を請求されることがあります。追証が請求された場合にはトレーダーは口座に定められた金額を期限内に振り込むか、保有しているポジションを部分的に決済する必要しなくてはなりません。もし決められた期日までに証拠金維持率を一定の水準まで回復させることができなかった場合、保有しているポジションが強制的に決済されてしまうことになります。これ以外にも急激な値動きによって強制ロスカットが間に合わなくなった場合に、口座のマイナス分に関して追証が請求される場合があります。
  • 海外FX業者・・・・海外FXでは追証ではなく、ゼロカット制度が採用されています。

ゼロカット制度とは急激な値動きによってロスカットが間に合わず口座にマイナスが生じた場合に、そのマイナス分に関してはFX業者が負担してくれるというシステムです。多くの海外金融規制当局がゼロカット制度の採用を義務化しているので、ほとんどの海外FX業者はゼロカット制度を採用しています。

日本の金融庁の金融商品取引法ではFX業者がお客の損失補填することを禁止しているため、ゼロカット制度は採用されていません。

やはりゼロカットのほうが安心だよね。

確かにそうだよね。

④取引形態

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  • 国内FX業者・・・・国内FX業者も取引形態は相対取引(店頭取引)です。しかし、くりっく365に関しては取引所取引です。

既存FX業者とくりっく365の取引形態の違い

そもそもくりっく365とは・・・

くりっく365は、日本で初めて公的な取引所による外国為替証拠金取引(FX)として、東京金融取引所に上場された取引所FXの愛称です。2005年にサービスが開始され、日本初の公的な取引所によるFX取引として位置づけられています。

  • 取引形態: くりっく365は取引所を通じて行われる取引所FXであり、店頭FXは業者との相対取引です。これにより、取引の透明性や価格の公正性が異なります。

  • 証拠金管理: くりっく365では、証拠金は全額東京金融取引所に預託され、法令に基づいて保護されています。一方、店頭FXでは業者が証拠金を管理し、リスクが高まる可能性があります。

  • スプレッド: くりっく365はタイトなスプレッドを提供し、特に「くりっく365ラージ」ではさらに狭いスプレッドが設定されています。店頭FXでは業者によってスプレッドが異なるため、コストが変動することがあります。

  • スワップポイント;くりっく365では、スワップポイントが「一本値」として設定されています。これは、スワップポイントの受取額と支払額が同額であることを意味します。対して店頭FXでは業者によって異なるスワップポイントが提示されるため、市場の動向に応じて大きく変動することがあります。買いスワップと売りのマイナススワップが同幅ではなく、需給やFX会社の方針等で上下しています。
  • 取扱通貨ペア数: くりっく365では30通貨ペア以上が取り扱われており、店頭FXでは通常20通貨ペア程度です。これにより、投資家はより多様な選択肢から取引を行うことができます。

  • 約定力: くりっく365は高い約定力を持ち、約定拒否やスリッページが発生しない仕組みになっています。店頭FXでは市場の流動性や業者の条件によって約定力が変わることがあります。

  • 税制: くりっく365で得た利益は申告分離課税の対象となり、一律20%の税率が適用されます。店頭FXでも同様ですが、税務上の取り扱いが異なる場合があります。

今回は海外FXと国内FXでの比較をするだけで良かったのですが、くりっく365という取引所取引を紹介したかったので違いを載せておきました。くりっく365について興味のある方は調べてみて下さい。

⑤金融庁登録業者か

  • 国内FX業者・・・・あたりまえですが国内のFX業者は全て金融庁登録事業者です。ちなみに日本で営業している外資系のFX業者も日本の金融庁登録の業者です。下記参照。

〇金融庁に登録している外資系FX業者

IG証券・アヴァトレード・ジャパン・インヴァスト証券・OANDAジャパン・サクソバンク証券などは金融庁の金融商品取引業者の認可を受けています。これらの業者は日本法人を設立して日本国内で営業できるようにしています。

金融庁ライセンス保有の外資系FX会社一覧

少しわかりずらいですが、IG証券は英国を拠点とするIGグループの日本法人、サクソバンク証券はデンマークのコペンハーゲンを拠点とするサクソバンクの日本法人であり、もちろん日本法人である両社はともに日本で金融商品取引業者の登録を受けているわけです。

  • 海外FX業者・・・・日本の金融庁の金融商品取引業者の許可を受けておりません。

そもそも日本の金融ライセンスを取得していない海外FX業者が日本のトレーダーに対してサービスを提供することは違法にあたります。

ペンギン
ペンギン
金融庁のHPでも無登録の海外所在業者の勧誘にご注意くださいと注意喚起しています。ここはかなり重要な所です。
ペンギン
ペンギン
一方、レバレッジが数千倍になることもある海外FX口座ですが、公式サイトやカスタマーサポートが日本語対応しているところは特に、国内FX会社が運営しているっぽく見える場合があります。けれど、実際には日本の金融商品取引業者の登録を受けていない海外FX業者が運営しているわけです。

⑥信託保全制度があるか?

信託保全制度・・・このケースは仮にFX会社が倒産した場合の事を想定しています。

  • 国内FX業者・・・・金融商品取引業者である国内FX会社は金融商品取引法によって、顧客の口座にあるすべての資産を計算した日から2営業日以内に信託保全することが義務づけられています。信託保全をするということは、国内FX会社が預け入れ先となる信託銀行に顧客の資産を金銭信託するということ。金銭信託された顧客の資産は弁護士などの受益者代理人が第三者として管理しているため、国内FX会社が倒産したとしても、証拠金は受益者管理人から返還されるというわけです。また、国内FX会社は金融商品取引法によって自己資本規制比率を120%以上に保つことも義務づけられています。自己資本規制比率は金融商品取引業者の財務の健全性を表す指標ですが、会社の規模を表す指標としては口座数、証拠金残高、資本金なども挙げられます。
  • 海外FX業者・・・・海外FX業者のなかに海外のその国の金融当局の登録を受けているところはありますが、海外の金融当局といってもいろいろな国の金融当局があります。そのため、金融当局ごとに海外FX業者に義務づけるルールも異なり、顧客の資産の保管方法も分別管理だったり、信託保全だったりとまちまちなのです。そもそも日本の金融当局の登録すら受けていない海外FX業者は信託保全や分別管理を義務づけられていないわけで、違法業者となるわけです。違法業者が倒産時にどのような対応するかは想像できるでしょう。この点はリスクでしかなく、預けた資産の安全性は国内FX会社のほうが確実に高いと言えます。

⑦口座開設キャンペーン

  • 国内FX業者・・・・FX口座開設キャンペーンは基本的に、新規取引量に応じて最大数万円から数十万円のキャッシュバックがもらえるものがほとんどです。数万通貨といった一定の新規取引量を期限までに達成すると、数千円のキャッシュバックがもらえるといった感じです。下記リンクを張っておきます。(国内FX会社の新規口座開設キャンペーン)

引用元 「ザイFX!」国内FX会社の口座開設キャンペーン一覧

FX会社おすすめ比較:キャンペーンで比べる

  • 海外FX業者・・・・海外FX口座では口座開設ボーナスキャンペーンが実施されていることが多いようです。ボーナスというのは出金できないけれど証拠金として使えるもので、ボーナスキャンペーンは口座開設しただけで数千円のボーナスがもらえるといった内容です。新規取引をせずとも口座開設した時点でボーナスが貰えるという事。また、海外FX口座をすでに開設済みのユーザーでも、入金額の半額分や全額分をボーナスとしてもらえるといった破格のキャンペーンが実施されている場合もあります。

このキャンペーンがちょっと怖いんですよ・・・

なぜに?

海外FX口座を口座開設する際、海外の金融当局に未登録の業者の口座では、必要なのがメールアドレスだけということもあるようです。海外FX口座はかなり気軽に新規口座開設できて、破格のボーナスが条件なしでもらえることもあるということになります。

凄いじゃない、これほどお得なキャンペーンはないですよね?

確かに凄いよね。だけどここで良く考えてみてください。日本の金融当局には未登録の海外FX業者のキャンペーンで、その口座にお金を入金するわけですよ?

はい・・はい・で?

もし、本当に入金額の半額分や全額分といったボーナスがもらえるのだとしたら、多めに入金してボーナスをたくさんもらいたいという欲が’でますよねえ・・・    

ボーナスで儲けるられる・・・多めに入金してボーナス増額だ・・倍増だ・・倍増だ・・・・・・・・!

えっ・・・・

 けれど、多額のボーナスが自分の口座に入金されたとしても、それが出金できなかったら元も子もありません。そして、海外FX口座では出金トラブルがたびたび起きているようなのです。ボーナス狙いで多めに入金した口座なのに、出金できない・・・

えっ・・ななに・・・さっ・・・

さ・さ・詐欺なの・・・・!

これ以上悪く言うつもりはないけど、海外FX業者も自国での営業では、自国の金融庁のルールに乗っ取り、コンプラに違反しないようまっとうな営業活動をしているはずです。しかし【日本の金融庁に登録していない海外FX業者】=【違法業者】が異国のユーザーにまっとうな対応をするでしょうか?

仮に平常時は出金拒否もなく対応していたとしても、会社が危うくなれば真っ先に切るのは、コンプラを遵守しなくてよい異国のユーザーですよね。

かなり怖くなりました。・・・・・・SNSの情報もよく調べてからにします。ありがとうございました。

結論

当サイトでは日本の金融庁登録のない海外FX業者をお勧めいたしません。=無許可業者=違法業者となります。SNS等でアフィリエイターを通じて過度なキャンペーンをしている海外FX業者は金融庁未登録の場合がほとんどです。

今後、日本の金融庁登録業者であるかどうかの確認は以下のHPより調べてください。

必須!最近の海外FX業者も手が込んでいて、金融庁登録番号をHPに載せていたりするので、本当に登録されているかどうかは下記ページにて調べて下さい。💨

やはりFXやるなら金融庁登録の国内FX会社で・・当ブログリンク 参照 初心者対応 お勧めFX会社 MATSUI FX(松井証券FX)

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・基礎編:FXを実践するための知識を身につけよう
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第1章:「外国為替の仕組み」を理解しよう
第2章:「FXの仕組みと基本」を理解しよう
第3章:FX会社に口座開設するときの目のつけどころ
第4章:「経済と金利と為替」の関係を理解しよう
第5章:「経済の動きを具体的に知る方法」を理解しよう
第6章:押さえておきたい「取引の基本」
第7章:FXに欠かせない「チャート分析」を極めよう
第8章:「通貨ペアの特徴」を理解して取引の精度を高めよう
第9章:「マネー&マネジメント」を理解しよう

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