精神科での病名
心の病に関して、精神科での病名と治療法を下記にあげてみました。
1. 統合失調症 /幻覚、妄想、思考の混乱、意欲の低下などが特徴。
薬物療法: 抗精神病薬を使用。
心理療法: 認知行動療法(CBT)や支持的療法. リハビリテーション: 社会生活技能訓練(SST)など。
2. 双極性障害 /躁状態と鬱状態を繰り返す。
薬物療法: 気分安定薬(リチウムなど)や抗精神病薬。
心理療法: 認知行動療法(CBT)や心理教育。
3. うつ病 /持続的な悲しみ、興味喪失、疲労感、睡眠障害など。
薬物療法: 抗うつ薬(SSRI、SNRIなど)。
心理療法: 認知行動療法(CBT)、対人関係療法(IPT)。その他: 光療法、運動療法。
4. 不安障害 /全般性不安障害、パニック障害、社交不安障害など。
薬物療法: 抗不安薬、抗うつ薬。
心理療法: 認知行動療法(CBT)、暴露療法。
5. 強迫性障害(OCD) /強迫観念と強迫行為を繰り返す。
薬物療法: SSRIや抗精神病薬。
心理療法: 暴露反応妨害法(ERP)。
6. 心的外傷後ストレス障害(PTSD) /トラウマ体験後にフラッシュバックや過覚醒が続く。
薬物療法: SSRI、抗うつ薬。
心理療法: 持続エクスポージャー療法(PE)、EMDR(眼球運動脱感作療法)。
7. 摂食障害 /拒食症、過食症など、食行動の異常。
薬物療法: 抗うつ薬、抗不安薬。
心理療法: 認知行動療法(CBT)、家族療法。
栄養指導: 食事計画と栄養管理。
8. 人格障害 /境界性人格障害、反社会性人格障害など、持続的な行動パターンの問題。
心理療法: 弁証法的行動療法(DBT)、認知行動療法(CBT)。
薬物療法: 症状に応じて抗うつ薬や抗不安薬を使用。
9. 解離性障害 /解離性同一性障害(多重人格)など、記憶や意識の断絶。
心理療法: トラウマフォーカスト認知行動療法(TF-CBT)、EMDR。
薬物療法: 抗うつ薬や抗不安薬を症状に応じて使用。
10. 認知症 /アルツハイマー病など、記憶や思考能力の低下。
薬物療法: アセチルコリンエステラーゼ阻害薬、NMDA受容体拮抗薬。
非薬物療法: 認知刺激療法、回想法。
11. 発達障害 /自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など。
心理療法: 行動療法、ソーシャルスキルトレーニング。
薬物療法: ADHDには刺激薬(メチルフェニデート)を使用。
12. 物質関連障害 /アルコール依存症、薬物依存症など。
薬物療法: 離脱症状の管理(ベンゾジアゼピンなど)、依存症治療薬(ナルトレキソンなど)。
心理療法: 認知行動療法(CBT)、動機づけ面接法。
Youtubeより 動画
下記、ユーチューブを見てください。
YOUTUBE感想
アカデミズム的な医学の話に慣れきってしまった私たちには内海氏の話は極端に感じると思いますが、私はあり得る事だと思っています。
薬害的な話はメインメディアでは取り上げられませんが、知人やネット記事等ではちょくちょく聞くことなので・・・・
他の精神科医のYoutube配信では反論等、様々な見解がありますが、薬の危険性を調べるだけでも異常性が解るかと思います。
精神科の薬治療は対処療法なので、治る訳ではありません。治療のループ・薬のループを繰り返し、悪化するだけでなく、最終的には何の病気だったか解らない位に悪化する事も有りえます。(私も知人が精神科に掛かっているのでこの状況がわかります。)
精神科の薬の副作用とは
- ベンゾジアゼピン系薬物
例 ジアゼパム(セルシン)、アルプラゾラム(ソラナックス)、クロナゼパム(リボトリール)
病名: 不安障害、不眠症、てんかんなど
リスク⇒依存性が高い・長期使用で耐性が生じ、効果が低下・急な中止で離脱症状(不安、不眠、けいれんなど)が発生・過剰摂取で呼吸抑制や意識障害のリスク - 抗精神病薬
例ハロペリドール(セレネース)、クロザピン(クロザリル)、リスペリドン(リスパダール)
病名: 統合失調症、双極性障害など
リスク⇒代謝異常(体重増加、糖尿病、脂質異常症)・錐体外路症状(筋固縮、振戦、アカシジア)・悪性症候群(高熱、筋硬直、意識障害)のリスク・クロザピンは無顆粒球症のリスクあり - 抗うつ薬
例: 三環系抗うつ薬(アミトリプチリン、イミプラミン)、SSRI(フルオキセチン、パロキセチン)、SNRI(デュロキセチン)
病名: うつ病、不安障害
リスク⇒三環系抗うつ薬は過剰摂取で心毒性(不整脈、心停止)のリスク・SSRI/SNRIはセロトニン症候群(高体温、発汗、混乱)のリスク・離脱症状(めまい、頭痛、不安) - 気分安定薬
例: リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピン
病名: 双極性障害
リスク⇒リチウムは中毒症状(嘔吐、振戦、腎機能障害)のリスク・バルプロ酸は肝障害や膵炎のリスク・カルバマゼピンは血液障害や皮膚障害のリスク - 睡眠薬
例: ゾルピデム(マイスリー)、エスゾピクロン(ルネスタ)
病名: 不眠症
リスク⇒依存性や耐性のリスク・記憶障害や異常行動(睡眠中の行動)のリスク・急な中止で反跳性不眠や不安が生じる - ADHD治療薬
例: メチルフェニデート(リタリン)、アトモキセチン(ストラテラ)
病名: ADHD
リスク⇒メチルフェニデートは依存性や心血管系の副作用(高血圧、不整脈)のリスク・アトモキセチンは肝障害や自殺念慮のリスク
薬の成分で身体の不調が進み、精神的な病が治る訳では無く、服用し続けなければならない状況となるようです。私の知人の例ですが、薬を飲み続けないと良くならないと言われ飲んでいるそうですが、倦怠感が日増しに強くなってきているようです。話をしている感じでは、精神的な病が更に進んでいるように感じました。私は薬だけは辞めたほうが良いと言いましたが、知人の周りの関係性(妻や子供や親族)の中でその後どうなっているかはわかりません。
そもそも薬で心をどうにかするという発想はドラッグに近いと言えます。身体は蝕まれ、薬を服用し続けなければならない状況になるでしょう。
薬は危険。
精神科医の扱っているものは人間そのものの心の問題なので、薬の投与でどうなる訳では無い。
カウンセリングとかのほうがまだマシと言えます。
人間の心は対人関係・対社会関係の積み重ねで病んでいきます。
- 親子関係
- 他社との関係性
- 社会との関係性
- 親に対しての自我
- 対人に対しての自我
- 集団に対しての自我
人間の心は難しいが原因は心の中にあります。心の奥(無意識領域)に眠っている事が原因かもしれません。それを薬で治す事は不可能でしょう。
人間の心は対人関係と対社会関係の積み重ねで病んでいくので、病んだ原因を少しずつ認識して、バラしていきながら自分を少しずつ変えていくしか方法はないのではないでしょうか。薬でどうにかするのではなく自分を客観的に捉え、囚われや思い込みにより執着していた考え方(マインドレスネス)を捨てていき、徐々に行動や言動を変えていく事だと思います。
そもそも現状の精神病の人数が増えている状況と社会的にヒューマニズム的な教育が広まる状況とはリンクしているという見方があります。自分は社会の被害者だという被害者意識と社会に迎合出来ない不安を製薬会社に上手く利用されているとも言えます。個人個人が考える力を取り戻さないとこの状況は悪化する一方だと思っています。
薬に頼るこのような状況だと、その内、死の恐怖感を超越する薬(実際にはある)とかいうものも簡単に処方されるような狂った世の中になっていくのではないか。死を超越するものは限りなくドラッグに近いものになります。病理を最も病理的なもので治療する世界。コロナ後の超合理主義的AI社会の風土の中、個人は心のバランスを保って生きるのが重要になってきます。
最後に、究極的には人間にとって受け入れがたい死というものを受け入れられるのは、真の信仰=聖書しかないと思っています。