安倍派潰しから石破政権
自民党の森友加計問題→安倍首相暗殺→裏金問題と自民党の騒動がありましたが、一連の動きは世界情勢↔アメリカ(超グローバリスト)の思惑と連動しているのではないかと考えています。
安倍首相のあとは、菅義偉→岸田文雄→石破茂と安倍派以外から出ています。
1. 政治資金パーティー裏金問題
岸田文雄前首相が主導した党の処分では、安倍派幹部(下村博文、西村康稔、萩生田光一ら)が厳しい処分(党員資格停止・非公認)を受け、派閥の影響力が大幅に低下。
一部の関係者からは「岸田政権が意図的に安倍派を狙い撃ちにした」との指摘もあり。
2. 石破茂首相による旧安倍派議員の選挙公認除外
2024年10月、石破茂首相は政治資金不記載問題に関与した議員の公認方針を決定し、旧安倍派議員を中心に非公認または比例重複立候補禁止とする措置を発表。
特に、下村博文、西村康稔、高木毅ら安倍派幹部が非公認とされ、党内で「露骨な安倍派潰し」との批判が噴出。
3. 岸田政権下での安倍派幹部の追及
政治資金問題の調査過程で、安倍派の会計責任者や事務局長が参考人招致され、派閥の資金還流システムが集中的に追及されました。
安倍派潰し→石破政権の意味
野党やメディア、ひいては自民党内部からの安倍派への給弾・・・・・虎ノ門(米国)の思惑で動いていると考えたほうがスジが通ります。日本の自浄作用で動いているとはとても考えられません。そして最近の石破政権になりましたが、こちらも日本の民意であるわけでもなく、自民党内議員の総意でもないとみています。
次に何故米国側が安倍派潰しを仕掛けたのかを予想します。
解る人には解ると思いますが、安倍派は戦後の岸政権前から繋がっている戦後日本の主流で、戦後に親米保守を看板として日本の政治を支配していたと言っても良いかと思います。対外的には親米保守政権である事は間違いありません。
安倍政権後の総理大臣を挙げます。
- 菅義偉(2020–2021年)
- 無派閥(現在):自身の派閥を持たないことが特徴。
- 政治的立場∶保守・現実主義
- 中国に対しては経済連携を重視しつつも、安全保障面では日米同盟を基軸とする姿勢を堅持。
- 官僚主導型の政策運営
- 首相在任時は「デジタル庁」。
- 岸田文雄(2021–2024年)
- 派閥: 宏池会(岸田派)
- 政治的立場∶ 中道穏健派。経済政策では「新しい資本主義」を掲げ、分配と成長の両立を主張。外交・安全保障では安倍路線を継承しつつ、対米協調と台湾海峡の安定を重視。
- 石破茂(2024年10月–現在)
- 派閥: 無派閥(旧石破派)
- かつては「水月会」を率いたが、現在は党内で「脱派閥」を推進。
- 政治的立場: 歴史認識: 安倍談話(2015年)とは異なる戦後80年談話を検討し、保守派から反発を受けた(後に見送り)。
- 経済政策: 財政健全化を重視しつつ、社会保障改革(医療費削減、現役世代負担軽減)を推進。
- 党内基盤: 党内では旧安倍派を中心に辞任圧力が強まっている。
何故、石破政権なのか
安倍派の政治スタンス
- 表向き親米保守の看板だが、親米グローバル
菅総理
- 中道穏健グローバル
岸田総理
- 中道穏健グローバル・中共グローバル
石破総理
- 反主流グローバル・中共グローバル→反米グローバル
全ての政権はグローバルである事は変わりません。ただ日本の政治体制がここの処、潮目が変わってきたと思っている人も多いでしょう。
あくまでも私的な予測ですが、トランプ政権になりアメリカの態度が変わってきている事が日本の政治体制に影響しているという事になります。石破首相になったのも日本側の意思というより超グローバリストの意図と言えるでしょう。
参政党の隆盛も同じ流れとなります。
世界勢力図区分け
- 左派
- 中共系グローバリスト
- 左派グローバリスト(米民主党系・欧州)
- 右派
- 右派(米共和党系)
- BRICS系
- 超グローバリスト(米共和党の背後の勢力?)
私的予想
- トランプ関税→グレートリセット経済恐慌→アメリカ孤立化→モンロー主義→中共猛威→世界的戦乱危機→中共隆盛・BRICS隆盛→第三次の後のアメリカ参戦→近代総括でテクノ世界政府?
上記のNWO的なシナリオで日本を非米親中の流れにするための石破政権かもしれません。
第二次大戦前のアメリカのようにモンロー主義をとるのなら世界的な米軍引き揚げも考えているのかもしれません。関税政策もモンロー主義の一貫ともいえます。
日本を非米左派に組み入れる思惑があると予想しています。
日本にとってアメリカのモンロー主義からのシナリオが様々あるかと思っています。単なる予想ですので参考です。
【中期的予想】
→中期的に中共/BRICS系の経済的↗
→先進国、米/欧州の経済的↘
→米国経済疲弊で内乱
→日本経済疲弊で右傾化/カオス化
【長期的予想】
- ① 中国覇権強化継続→非米親中政権の継続
- ② 米軍撤退で日中戦争?→あって欲しくないシナリオだが、カウンターとしての極右化強まる。
- ③ 日本がBRICS加盟?→これは期待薄?
極東の小国となってしまった国は大国の思惑に翻弄されるしかない状況であることは間違いありません。